同一労働同一賃金でキャリアアップ

同一労働同一賃金でキャリアアップ

別の項目でも説明したが、同一労働同一賃金は正規雇用者と非正規雇用者、ともにキャリアを積むチャンスに繋がる。
雇用形態による格差がなくなることでキャリアアップの仕事に就きやすくなるからだ。
しかし、だからといって安易に転職を決めてよいのか。
ここでは、同一労働同一賃金によるキャリアアップについて考えてみよう。

メリットは誰でも同じ

同一労働同一賃金によるメリットを受けるのは、一社だけではない。
他の企業でも同じようなことが発生した場合、キャリアアップに繋がると判断する人材は多く出てくるだろう。
そうなると、問題になるのが職業の格差だ
たとえば、土日祝の休みがなく休みはシフト制で夜勤もある企業と、土日祝は休めて朝から晩までの仕事の場合、給料が同じだと人気が出そうなのはどちらだろうか。
業種にもよるが、人気がでるのは後者である。
前者のような雇用形態の待遇が続くと、後者のような会社で働きたいため、転職する人材は少なくない。
そうなると、人材が過剰に増える業種と、圧倒的に足りなくなる業種が出てくるのだ。
こうなると、非正規雇用でも就職の倍率は高くなるため、希望した職種に就けなくなる可能性も高くなる。
よって、必ずしも確実にキャリアアップにつながるとはいえないのだ。

よりスキルが求められる

競争率が高くなる場合、より会社が求めるのがスキルである。
スキルが高ければ優遇され、熱意はあってもスキルに乏しければ不採用となる傾向が強くなる。
よって、同一労働同一賃金は転職においても実力が求められるようになり、より積み重ねが重要とされるのだ。
最後に役立つのは自分がどれほど実績があるかであり、実力をアピールする必要があるというのが同一労働同一賃金が導入されたあとの転職事情となるかもしれない。